前回(昨日)に引き続き本日も
クリスマスなので豪華プレゼントを用意した。
前回プレゼントの応用編になる。
今回のテーマは「トライアド・ペアー」。
2つの3和音(トライアド)を組み合わせて
アドリブする方法だ。
従来のアドリブとはまったく違う結果になる
新しい考え方だ。
「どんな感じか?」というと、以下のようなイメージ。
スタンダード曲にペンタトニックのパターンを応用すると
モード曲のようになるよね。
ペンタトニックは5音音階だけれど
トライアド・ペアーは6音音階(へクサトニック)になるので
1音増えただけで可能性も広がる。
このテーマだけで1冊の教則本が書ける程で、
実際に海外では専門の教則本が何冊かある。
スタンダード曲で使えるので全員対象の話になる。
あなたは今後一生退屈しない日々を過ごせるだろう。
☆
前回ちょうど「C」と「B」が出て来たので、
これを例にして説明する。
まず基本練習として2つの3和音を交互に
分散和音にして練習する。
上から下へ
「ミ、ド、ソ、♯レ、シ、♯ファ
ド、ソ、ミ、シ、♯ファ、♯レ
ソ、ミ、ド、♯ファ、♯レ、シ~」
これを逆から上がっていくなど、
いくつか基本練習を考えるといい。
次にコードトーンの順番を入れ替えると
以下のような可能性がある。
「C」のトライアド(3和音)
1,3,5(ド、ミ、ソ)
1,5,3(ド、ソ、ミ)
3,1,5(ミ、ド、ソ)
3,5,1(ミ、ソ、ド)
5,1,3(ソ、ド、ミ)
5,3,1(ソ、ミ、ド)
上記は基本形(ド、ミ、ソ)が大元なので、
第1転回形(ミ、ソ、ド)と
第2転回形(ソ、ド、ミ)を大元にした表は
は自分で作ろう。
「B」トライアド(3和音)
1,3,5(シ、♯レ、♯ファ)
1,5,3(シ、♯ファ、♯レ)
3,1,5(♯レ、シ、♯ファ)
3,5,1(♯レ、♯ファ、シ)
5,1,3(♯ファ、シ、♯レ)
5,3,1(♯ファ、♯レ、シ)
上記は基本形(シ、♯レ、♯ファ)が大元なので、
第1転回形(♯レ、♯ファ、シ)と
第2転回形(♯ファ、シ、♯レ)を大元にした表は
は自分で作ろう。
上記を自由に組み合わせると無限大に作れるので
気に入った組み合わせを練習して使うといい。
☆
トライアドペアーを普段演奏しているスタンダード曲に応用しよう。
Dm7(ドリアン)
「Dm」と「Em」、「F」と「G」
G7(ミクソリディアン)
「Dm」と「Em」
CM7(リディアン)
「C」と「D」、「Em」と「D」
その他、いろいろなコード(スケール)で応用して
今までとまったく違うアドリブ・スタイルを体験しよう。
あなたはまだまだ変身(上達)出来る!
もう一生退屈なんかしない。
健闘を祈る。